カガクシャ絵日記

大学の研究室で働くってこんな感じ?

アメリカで使う履歴書:科学者用

実は最近就活したんで履歴書について書きます。アメリカの履歴書は日本の文房具屋で売ってる「履歴書」とはだいぶ違います。

まずいちばん大切なのがどうして自分がその仕事にピッタリあってるかという売り込みをするのが履歴書の約目です。そして、すでに出来てる用紙に書くのではなくって自分でワードとかを使って真っ白のところから始めます。

 

大きな会社などの求人の場合は、履歴書はコンピューターでスキャンされそこで殆どが没になります。それから人事課へ回って、空きの仕事とは全然関係ない人が目を通して何人かに絞って本当に人を探しているハイヤーリングマネージャー(空きのある部署の上司かそれに関係する人)のところに持っていきます。

まずコンピューターはキーワードをスキャンします。キーワードは仕事内容やこんなのができる人を探してるというところに書いてある言葉をそのまんま探すと言われてます。だから、求人広告をよく読んでそこに書かれている単語をなるべく多く使ってスキャンに引っかかるようにします。

そして人事課までたどり着くとそこには「30秒ルール」というのがあって、履歴書を見るであろう人事課の人は多くても30秒ぐらいしか一つの履歴書に目を通さないと言われています。

つまり一番最初の2,3行に目を通してパラパラとめくって終わりという感じです。だから、自分の一番売りになるところを一番最初に持ってきてアピールします。

そしてハイヤーリングマネージャーの方に行くとしっかり上から下まで読んでもらえます。

ですからコネがとても大事になります。コネがあると社内の人に頼んで履歴書をハイヤーリングマネージャーに渡してもらえます。そしてこの人知ってるということになると、じゃあ面接してみようとなります。

 

大手の企業と共同研究してたときに聞いた話ですがその会社では誰も知らない人は面接しないらしいです。そんなことは誰も知らずに何百人もインターネットの広告を観た人が募集するんですからおかしな話といえばおかしな話です。ちなみにインターネットの広告で就職が決まったという人もいますがほとんど不可能とも言われれてます。でもそういう例があるから出してあたれば儲けものみたいな、ちょっと宝くじでも買うような感じというのが実際当たってるかもしれません。

あと、その会社がある地域に住んでいないと面接してくれないとか、ともかくローカルのほうが面接が取れる確率が大違いです。

 

まあそんなことを考慮して求人広告にあわせて毎回履歴書を編集します。

履歴書はだいたい1ページ、多くて2ページと言われてます。でも科学者の場合は業績が発表された論文の数とか質によりますから論文リストというのを別個に添付したり履歴書にくっつけて3, 4ページにしたりすることもあります。

一つの仕事に出すのにも履歴書だけでかなり時間がかかる時があります。その他に、カバーレターという俺を雇ってくれということをはっきり書いた手紙を付けます。もっと面倒なのは求人している会社や団体に自分のアカウントというのを作らされます。そこには、また履歴書とおんなじようなことを入力したりアメリカで働く許可があるかとか犯罪歴があるかとか、時にはどこで働いてるときにはいくらもらってたとかまで入力させられます。

まあそんなことを全部やってるとまるっきり週末潰れてしまうんですがやらないと仕事も取れないし、面倒この上ないことです。

 

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