日本人と英語11: I am a proud American!
独立記念日はアメリカのイギリスからの独立を記念する日です。ハイ。
大学院も長いしてそろそろ終わりになるころいろんなことが一度に起きた。グリーンカードの更新、卒業、離婚騒動。
まあそれで色々考えた、当時僕は日本の社会とは音信不通になって10年ぐらい経ってた。日本の総理大臣の名前も知らなかったしバブルがはじけたとは聞いたことがあったけどなんのことだかちっともわからなかった。平成何年かなんてのは計算しようにもいつが平成元年かわからないレベルだった。
それで色々調べてるうちにグリーンカードの更新と市民権取得の試験の値段とあんまり変わらない、しかもあと何ヶ月かで市民権取得の試験の値段が5倍ぐらいになるということ。確か$200ぐらいとかだったけど個人的には当時$200というのは目玉が飛び出るほどの金額だった。
こりゃこのまんまアメリカ人になりなさいという神のお告げとしか言いようがないとしか思えなかった。というか今グリーンカードの更新して後で市民権の試験を受けるのは馬鹿らしい、更新代と$200かかるじゃないか!
まあ、晴れてアメリカ人になったにはいいがゆっくりやってた大学院も終わって離婚もしたので、どっちかと言うと裸でアメリカの容赦ない社会にぽいっと放り出されたような感じだった。
独立記念日だしちょっと真面目な話もしよう。
アメリカ人になるには2つ方法がある。一つはアメリカに生まれることともう一つは試験に通ったりして法廷で宣誓いをしてアメリカ人になる。そんなわけで法廷に背広着て行った。その時に裁判官が演説したことが面白かった。
アメリカ合衆国はジョージワシントンとか建国に携わる人たちがみんなで自由な民主主義国家を作ろうとして作った国です。それをもとに憲法を作って、法律を作って国が運営されている(奴隷とかネイティヴアメリカンのことはちょっと置いといて)人間が考え上げた、これがいいんじゃないかという自由と民主主義が本当に国としてなり立つかある意味人類の大きな実験をしているんです。そんな国の国民にみんなはなったんです。ってな話だった。
自分は実験科学者だから意味がよくわかった。ワクワクした。