11月第3木曜日:ディナーに呼ばれ着ていく服より乗り付ける車が惨め。
昨日はサンクスギビング。トラビスさんは奥さんが日本にいるし一人で寂しいだろうからうちに来なさい。今年は弟のうちでサンクス・ギビングするからと仕事のチームの上司のライアンに呼ばれた。
昔はこんな外人留学生みたいな扱いしないでくれと思って怒ってたけどなんか今年は開き直ってしまった。うまいものがただで食えるし皿も洗わないでいいし手ぶらでいいと言われたから「はいはい行きますよー」と二つ返事で答えた。
何を着たらいいかわからないときはアンダードレッシングよりオーバードレッシングのほうがいいと言われてる。まあ仕事がらみだからボタンダウンシャツにちゃんと折り目の入ったズボンで行った。まあそれはそれでちょうどよかったけど、行ってびっくり。
そのライアンの弟の家というのが結構金持ち。マンションとは言わないけどかなり大きな家。しかも裏が斜面で森、100m位のところに小さな湖があってかなりの景色。斜面を利用して表の一階が裏は二階になる結構アメリカにはある建て方。それでキッチンとリヴィングがつながってて大きなスペースになってって、裏にはデッキ。
デッキがすごかった。椅子が4つおける丸いテーブルが3つおいてあって虫が入らないように網戸みたいなスクリーンで覆ってある。それでデッキなのに暖炉があって暖炉の上にはスポーツバーにあるようなテレビがついてる。暖炉とTV の前にはソファがおいてある。暖炉だってちゃんと火が入ってる。それとおんなじ大きさのデッキが続きである。なんの囲いもないけど階段が下に行くようになっていて。下にはプールがある。
ライアンの家族が全部で30人ぐらい集まった。ヨソモノは若い連中のガールフレンドやボーイフレンドとトラビスさん。アメリカではボーイフレンドやガールフレンドは家族扱いされるからトラビスさんだけ非常に場違いなんだけどこういうのはサンクスギビングではよくあることだから誰も気にしない。
ライアンの叔父さんにあたる人と話をしたりしてるうちに食べる時間になった。みんなで丸くなって手を繋いでライアンが食事の前のお祈りを言った。結構長かったけどただで飯が食えるからキリスト教でなくってもジーザスはともかく神様に感謝。
食べ物を紙の皿に取って好き勝手なところに行って食べた。ライアンがデッキでくおうと言うから外に出て2人で食った。まあ仕事の話ばっかりだったけどずっと相手してくれたのは彼の人柄だと思う。ありがたかった。
さて早めに帰ろうと思ってお礼を言って外に出たんだけど、みんな車がすごい。でっかい高級SUVばっかりで2008年型ヒュンダイアクセントが子供のおもちゃみたいに見えて恥ずかしかった。