月曜日
アメリカの大学は5月というと卒業式の月。
うちの大学も10日前の5日が卒業式だった。研究室からは一人PhDで卒業した学生がいたけど彼は生まれたばかりの子供が病気で大手術そしたので自分の卒業式の日はそれどころではなかった。
もう一人の卒業生は僕が一年間面倒見た学部生だった。濃度計算ができないところから初めてたけど二学期の間に10個以上新しいプラズミッドを作ってそれについてポスター発表を二回した。
そしてその彼女は今日からみんなと一緒に今度は学生としてじゃなくって研究室で7月末までフルタイムで働くことになった。
「学生じゃなくってプロの科学者として働くのって好きか?」って聞いたら、間髪をいれず ”No." と言われてしまった。
まあなんでもいいけど、おれはちょっと誇りに思ってる。